お家ラーメン(店主監修カップ麺・チルド麺、宅麺、お持ち帰り)で、店舗の味を楽しめるのか「第9弾」!
今回は北海道とんこつの名店「山頭火」
全国に店舗を持つ「山頭火」のカップラーメンは店舗の味にどこまで近づけているのか徹底比較してみた!
山頭火について
今回、比較するのはあっさりとんこつで人気の「山頭火」のラーメン
特徴
- あっさり豚骨塩
- 中細ちぢれ麺
店主は「家族に美味しいラーメンを食べさせたい」との思いから、ラーメン屋を始める。
開店当初は苦戦したものの、老若男女が食べれる優しいとんこつスープは口コミで人気が広がっていき、行列を作る超人気店となった。
恵比寿に店舗を構えると、知名度は全国に広がり、超名店の仲間入りを果たした。
さて、北海道が誇るとんこつ塩ラーメンの名店はカップラーメンでどこまで店舗の味に近づいているのだろうか!?
徹底的に比較していこう!
店舗のレビューはこちらから
店主監修カップラーメンのレビューはこちらから
店舗とカップラーメンの比較
再現度
左:店舗 右:カップラーメン
総合: | ★▲★★★ |
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麺: | ★★★★★ |
スープ: | ★★★★★ |
トッピング: | ★▲★★★ |
出したい味はわかるのだけども…
カップラーメンはこんな人にはお勧め
- 山頭火の名前に惹かれる人
- あっさりとんこつが好きな人
- ゴマの香りが好きな人
- 甘いラーメンが好きな人
麺の甘味が…!
スープ単体で見れば方向性はそこそこ近い。
あっさり豚骨に塩が効いており、ゴマの風味も食欲をそそる。
麺は中細ちぢれ麺という点では同じだが、味が全く別物。
カップラーメンに麺の再現度はそこまで求めないのだが、乾麺特有の甘さがスープに染み出てしまい、スープがものすごく甘くなっている。
甘さのせいで、スープまで別物と感じてしまうのは非常に残念であった。
麺が入ってなければスープの方向性はそこそこ近いと感じた。
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麵について
左:店舗 右:カップラーメン
かなり違う!
中細ちぢれ麺でスープとの絡みが良い点は同じ。
しかし、カップラーメンでは乾麺特有の甘味がかなり強い。
スープがあっさりで、優しい味なこともあり、ラーメン全体が麺の甘味に支配されてしまっていた。
甘さが出ないような麺の開発を希望したい…
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スープについて
左:店舗 右:カップラーメン
スープだけなら近いのだが…
あっさりとしたとんこつは老若男女に好かれるであろう優しいスープであり、方向性はそこそこ近い。
「豚骨のこく」や「塩のきれ」は店舗に及ばないものの、ゴマの香る少し甘いスープは店舗に近づけたい意思を感じるスープである。
しかし、麺の甘味がかなり染みでており、スープ全体が甘くなってしまう。
甘さ染み出ることまで考慮すると全く違うスープであった。
麺を入れずにスープだけ飲めれば、スープはそこそこ近い…
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トッピングについて
梅干しは店舗、カップラーメンともにスープとの相性がよく、良い箸休めとなっている。
メンマも良いアクセントとなっている。
チャーシューは全く別物であるが、カップラーメンのチャーシューとしては美味しいチャーシューであった。
総評
全体的には「かなり違う」といった印象。
あっさり豚骨スープはゴマの香りが食欲をそそり、カップラーメンでも近づけるよう開発していると感じた。
スープ単体では塩と豚骨の相性も良く、優しさを感じる美味しいスープである。
しかし、乾麺特有の甘さがスープに染み出ており、ラーメン全体がかなり甘くなってしまっている。
麺の甘味で全く別物のラーメンと感じてしまった。
スープの味が薄めのカップラーメンは、乾麺の味が強く出てしまうため、再現するのが難しいのだろうと感じた。
麺が変わればもう一度食べてみたいかなぁ…