お家ラーメン(店主監修カップ麺・チルド麺、カップ麺、お持ち帰り)で、店舗の味を楽しめるのか「第12弾」!
今回は日本のみならず海外でも認められた「一蘭」
とんこつラーメンで全国制覇を成し遂げた「一蘭」はカップラーメンでどこまで店舗の味に近づいているのだろうか!?
徹底的に比較していこう!
一蘭について
今回、比較するのはとんこつラーメンで全国的に愛される「一蘭」
特徴
- 豚骨臭くないとんこつスープ
- 小麦の香りが良く効いた極細麺
- 旨辛な秘伝のたれ
とんこつラーメンで知名度No.1の超人気店「一蘭」
店舗によって味のブレが少ないことでも知られている。
関東進出当初は「味集中カウンター」「オーダー用紙」などの独特の店内に注目を集めたが、実際は味も一級品。
豚骨の匂いを極限まで弱めたマイルドなスープは多くの人に受け入れられ、今や店舗数は100店舗に迫る勢い。
全国で愛され続ける「一蘭」はカップラーメンでどこまで店舗の味に近づけているのだろうか!?
徹底的に比較していこう!
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店舗とカップ麺の比較
左:店舗 右:カップ麺
再現度
※カップラーメンとして「味の方向性」が同じかを評価
総合: | ★★★▲★ |
---|---|
麺: | ★★★▲★ |
スープ: | ★★★▲★ |
トッピング: |
評価なし |
カップ麺はこんな人にはお勧め
- とにかく美味しいカップラーメンが食べたい人
- とんこつスープが好きな人
- カップ麺にも麺にこだわりたい人
- 一風堂の雰囲気を味わいたい人
そこそこ近い!
豚骨の匂いがしない「とんこつスープ」は口当たりが良く、味の方向性はそこそこ近い。
カップ麺にも「こく」を感じられ、美味しいスープである。
麺も極細麺のバリカタを目指している点は同じ。
カップ麺でも生めんのような小麦を感じる麺であることには驚かされた。
ただし、全体的にはそこそこ近く、そこそこ違うといった印象。
「スープ」も「麺」も、カップ麺用にかなり調整していると感じる。
「本店の味と同じ」ではなく「本店のラインは守りつつ、旨いとんこつラーメンをカップラーメンで作る」をコンセプトに開発されていると感じた。
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麵について
左:店舗 右:カップ麺
そこそこ同じ
極細麺で小麦感がする点は同じ。
カップ麺でここまで美味しい麺を作れるのには驚かされた。
ただし、カップ麺はかなり柔らかく「こし」が無い麺となっている。
カップ麺のスープが少しあっさりなため、よりスープと絡みやすい「柔らかめの麺」を採用していると感じた。
カップ麺なので仕方がないが、「一蘭」の麺を表現するのにもう少し「硬麺」になってると良いと感じた。
最高に美味しい麺だが、再現度の点ではもう一歩といったところ。
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スープについて
左:店舗 右:カップ麺
味の方向性はそこそこ近い
一蘭の特徴である豚骨臭くないマイルドな豚骨スープは同じ。
口あたりが良く、嫌いな人がいないであろう美味しいスープである。
カップ麺のスープにも「こく」を感じられ、方向性はそこそこ近いと感じた。
ただ、カップ麺ではスープのまろやかさ、こってりさがかなり弱め。
店舗では豚骨の濃厚な出汁によるとろみや、スープのまろやかさを感じるが、カップ麺では濃厚な豚骨をお湯で割ったイメージ。
スープと深みといった点ではやはり店舗に劣るといったところ。
方向性は近づけつつも、カップ麺の中でいかに美味しくするかを考えたスープであると感じた。
めちゃくちゃ美味しいのだが、再現度はもう一歩といったところ。
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総評
全体的には「そこそこ近い」といった印象。
カップ麺はめちゃくちゃ美味しく大好きな味であるが、店舗とは違う美味しさであった。
スープの方向性はかなり近めだが、「まろやかさ」「とろみ」がカップ麺では弱め。
店舗よりもあっさりしたスープである。
カップ麺のスープに合わせるように、麺も少し柔らかめ。
小麦感を感じる麺はカップ麺史上最高峰と言える美味しい麺だが、あっさりスープにも絡みやすいようかなり柔らかめで「こし」が弱い麺となっている。
カップ麺として美味しくなるように、店舗とは別の角度で美味しさを追求していると感じた。
再現度の点では期待したほど高い評価ではなかったが、美味しさの点では期待以上の最高に美味しいカップ麺であった。
一蘭ではなく「美味しいカップ麺」として食べるなら最高の一杯である。
大量ストックは間違いなし!