本日は油そばの日本代表「ぶぶか」@吉祥寺駅に行ってきた。
油そばを全国に広めた「ぶぶか」はどのような一杯を提供してくれるのだろうか!?
「ぶぶか」の概要
今回ご紹介する油そばは、油そばと言えば!?の問いに誰もが答えるであろう名店「ぶぶか」
特徴
- ギトギトの油に絡める油そば
- もちもち食感最高な麺
油そばを全国に知らしめるきっかけとなった「ぶぶか」
店舗には「あっさり油そば」「こってり油そば」「豚骨ラーメン」等の多数メニューが出されている。
経営母体は「サガミホールディングス」
もともと「明星食品株式会社」が経営もとのようだが、経営元をあまり明かさないで営業したいとのことから、小さい店舗でひっそりとスタートしたようだ。
もともとは豚骨ラーメンの店だったようだが、油そばの元祖と言われている珍珍亭の味に惚れ込んだ店主が研究に研究を重ね、油そばを開発。
販売当初は受け入れられず苦労したものの、独特な味わいは次第に口コミにより広がり、やがて行列の絶えない超人気店となった。
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「ぶぶか」@吉祥寺駅について
場所
吉祥寺駅より徒歩4分程度歩くと到着。
小道にあるため少しわかりづらい。
住所
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-7-1
営業時間
11:30〜23:30
駐車場:なし
店内はカウンター10席程度
注文制
水はセルフサービスでカウンターの後ろにウォーターサーバーが置かれている。
【訪問日】2021年3月29日(日)
12:30頃訪問。待ちは5人程度。
外待ちの時にメニューを聞かれる。
メニューは外に張り出されている。
卓上には
- 酢
- ラー油
- ニンニク
- 豆板醤
- ブラックペッパー
が備え付けられている。
食べ方も卓上に貼られている。
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食べてみた感想
今回注文したのは「黒丸油そば」
味の評価
総合: | ★★▲★★ |
---|---|
麺: | ★★★★★ |
たれ: | ★★★★★ |
トッピング: | ★★★★★ |
これが油そば!
ギトギトの油に絡めて食べるぶぶかはまさに油そば!
昨今、混ぜそばを出す店は増えてきているが、醤油たれの味でごまかさず油の旨味だけで勝負しているこれが「油そば」なんだといえる一杯であった。
卓上の調味料を少しずつ加えていくと、たくさんの味の変化が楽しめるのも嬉しい。
調味料を加えても油の風味が全く消えない、これこそがこってり油そばなのだろう!
超もちもち食感の麺は油によく絡み、麺の美味しさをより感じることができた。
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麵について
油の絡みが最高な柔らか中太麺
絡みやすさを重視したちぢれ麺!
油に絡むことだけを最大限に重視した麺は、麺自体の特徴が捉えづらいものであった。
少し柔らかく、程よいちぢれ具合の麺は油との絡みが最高によく、油の旨味を最高に感じながら頂くことができる。
油そばに酢を入れた後は、つるつるとした食感もあり、卓上調味料によって複数の顔を持つ不思議な麺であった。
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たれについて
醤油の味弱めのTHE油
油の香りを直で味わうたれ
混ぜそばをイメージすると完全に覆される、まさに「油そばのたれ」である。
味は油が支配しており、醤油や他の風味はほとんど感じない。
こってりでギトギトなのに、重さをあまり感じさせず、最後まで飽きがこないのは、研究をかさねた店主による努力によるものなのだろう。
お酢や豆板醤を入れても、風味にしかならず、たれの味が強いままなのは、看板メニュー「油そば」の意地のようなものを感じた。
個人的にはもう少し醤油感が強いのが好みであるが、油好きにはたまらない一杯であろう!
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トッピングについて
チャーシュー : トロトロジューシなチャーシューは、たれの味に負けずものすごく美味しかった。油で胃もたれしない人にはチャーシュートッピングはおすすめ!
ネギ : たれのこってりを癒してくれるあっさり感が最高にマッチ
のり : たれの味に負けてしまい、のりの味、食感が弱い
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総評
まさに「油そば」
正直評価がものすごく難しい、パンチの効いた「油そば」であった。
「たれ」の味がほぼ「油」なため、混ぜそばのような醤油ベースの味を期待していると外された感がある。
一方で、油が好きな人にとっては、邪魔な味付けが一切なく、麺も油との相性が抜群のため、唯一無二の最高の一杯となるだろう。
個人的にもう少し醤油感が強い方が好きなため、評価が低めになってしまったが
「好きな人とっては間違いなく好き」な一杯であろう!
また伺います!