粘度の高いつけ麺の火付け役!?「風雲児」@新宿駅に行ってきた。
長年行列の絶えないつけ麺を提供し続ける「風雲児」!今回はどのような一杯を提供してくれるのだろうか !?
「風雲児」の概要
今回ご紹介するつけ麺は、飲食店が多数存在する新宿で、カウンター15席のみにも関わらず一日500杯を出し続ける「風雲児」
特徴
- 超濃厚な鶏白湯魚介スープ
- スープと絡み抜群の中太麺
イタリアンレストランで料理長、店長、スーパーバイザー、新規店舗立ち上げなどを行っていた店長が、友人に「ラーメンのスープは自由だ」と言われたのをきっかけに、全くの未経験で始めた「風雲児」
イタリアンレストランでの経験は味だけではなく、特に接客に表れており、店内の雰囲気はラーメン屋とは思えない落ち着きを放っている。
パンチの効いた魚介豚骨が流行る昨今、鶏白湯一筋で群雄割拠のラーメン界を生き抜いてきたのは、多くのファンに認められている証拠であろう。
現在はつけ麺の名店として知られているが、マニアの中では「ラーメンがウマい」との噂も。
また、オペレーションが完璧なため、行列が出来ていてもあまり待つことなく入店できるのはさすがの一言。
外まで行列が出来ていても一時間待つことは稀であろう。
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「風雲児」@新宿駅について
場所
新宿駅南口より徒歩5分程度歩くと到着。
住所
〒151-0053
東京都渋谷区代々木2-14-3 北斗第一ビル1F
営業時間
営業時間:11:30〜15:00/17:00~21:00
定休日:日曜日 祝日
駐車場:なし
店内はカウンターと15席。
食券制
【訪問日】2021年3月27日(金)
11:45頃訪問。待ちなし
空席3席程度
帰りの際は店内待ちが5人程度であった。
つけ麺の場合、食券を渡す際に並盛か大盛かを選ぶ。
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食べてみた感想
今回注文したのは「つけめん(麺量300g) 900円」
麺量は「大盛」
鶏白湯に魚介が効いた濃厚スープ
味の評価
総合: | ★★★★★ |
---|---|
麺: | ★★★▲★ |
つけ汁: | ★★★★▲ |
トッピング: | ★★▲★★ |
万人に受ける濃厚魚介鶏白湯スープは絶品!
鶏だけでとった出汁にしっかりとした魚介の香りが付いた超濃厚ドロドロスープ。
「甘味」「酸味」が絶秒なバランスで調和しており、口の中で順番に味を楽しむことができる。豚を使っていない分、店内外に豚骨の香りがないのは、万人にとって店舗への入りづらさを無くしているだろう。
麺は中太のややウェーブのかかったつるつる麺。昨今はやりの極太つるつる麺に比べると加水率低めに作られている。麺だけで食べても小麦の美味しさを直に感じることができる。スープが濃厚につくられているので、加水率高めの麺が合いだが、鶏だけでスープを取っているため、スープの重さやくどさが少なく、よく絡む麺との相性が抜群であった。
超濃厚な鶏白湯スープは悪い言い方をすればインパクトに欠けるとなるのだが、誰が食べても「ウマい」と言うであろう、万人受け間違いなしのつけ麺であった。
麵について
・ややウェーブのかかった中太麺
流行のこしの強い麺ではなく、やや柔らかめの食べやすい麺を採用。
麺だけでも味がしっかりしており、つけ汁につけなくても美味しく頂くことができる。
濃厚つけ麺にしてはやや加水率が低めの印象だが、濃厚にもかかわらず癖のないスープと相性抜群の麺である。つけ汁との絡みも最高で最後まで重さを感じることなく食べることができた。
オペレーションが完璧で回転が物凄く良い店であるのは嬉しいのだが、混雑時に店に行くと注文前から麺を茹でているため、時間帯によって麺の固さや温度が違っていることだけが残念である。席に着いた瞬間に着丼するのは嬉しいことではあるのだけれども…
つけ汁について
・超濃厚魚介鶏白湯
「甘味」「酸味」のバランスが心地よい超濃厚魚介鶏白湯スープ!
一口目に程よい「甘味」を感じるスープは、食べ進めていくうちに「酸味」が顔をのぞかせる。
絶妙に計算されたであろう「甘味」「酸味」が口の中で最高に混ざり合う「めちゃくちゃウマい」つけ汁である。
鶏だけでとっているが故、濃厚にもかかわらず重さを感じない。無理なく最後まで食べ進めることができるのは嬉しい点だ。
また、超濃厚な鶏白湯に負けない魚介の香りも食欲を掻き立てる。
濃厚な鶏白湯と、強烈な魚介がバッティングすることなくちょうど半々で感じることができるのは、研究に研究を重ねた結果なのであろう。
スープの上に乗った魚粉は、溶かし方次第で味を徐々に変化させることができる。
溶かすタイミングが難しく、最後はほぼ魚粉味のスープになってしまったのは残念であった。
トッピングについて
トッピングは全体的には「普通」といった印象。
「メンマ」はスープとの相性が良く濃厚スープの箸休めとして美味しく食べれて。
「ネギ」も濃厚スープに「あっさりさ」もたらしており、スープを飽きさせないアクセントになっていた。
「チャーシュー」について柔らかさや脂身は申し分ないのだが、チャーシュー自体の味付けが濃いのか、スープの濃さも相まって「濃すぎる」といった印象であった。濃い味付けが好きな人にとっては大好きなチャーシューであろう
スープ割について
割スープはカウンターの上にポットがおいてあり、自分で適量入れる方法をとっている。
割スープの入れる量が多すぎたのかもしれないが、スープが薄くなりすぎてしまい、元のつけ汁の味をほとんど感じることができなかった。
残ったつけ汁に対して、ほんの少しだけ割スープを入れるのが、美味しくスープを飲める秘訣なのかもしれない
総評
全員が好きであろう、超濃厚鶏白湯スープのつけ麺
超濃厚鶏白湯スープは癖が無いにも関わらず、他のどの店にもない、誰からも好かれるであろう一杯となっていた。
超濃厚つけ汁はつけ汁の重さに負けてしまい、最後には飽きてしまうことも多いのだが、「風雲児」のつけ汁は、重さを一切感じず、むしろ食べ進めるにつれ美味しさを増すようなつけ汁であった。
回転がものすごく良いため、行列が出来ていても待ち時間が少ないのは、オフィス街新宿のサラリーマンにとって嬉しいとこだろう。
いつ行っても、何回食べても「ウマい」、安定感抜群のつけ麺であった。
次回はマニアの中で評判の高いラーメンにも挑戦してみたい!
また、伺います!
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